ゾートロープ

1833年にイギリスで発明された「ゾーエトロープ」は、網膜の残像現象を利用した科学玩具「回転のぞき絵」の一つとしてもてはやされた。
その後、改良が重ねられ、1892年パリのグレバン美術館で「テアトル・オプチック」と銘打って、彩色された「動く絵=ムービングピクチャー」が上映され、これが世界最初の「アニメーション」の興行となった。
このゾートロープは、ゾーエトロープと同じく残像効果を利用し、環状の紙帯の内側に絵を描いて回転させ、コマとコマの隙間から覗くと絵が動きますから、12コマの連続画を工夫して楽しんで下さい。