純錫板

柔らかい純錫板をまめ皿や小物に加工することができます。
純錫なので食品を置いても安全です。

1.デザインを描いて、不要な部分をカット
デザインを描いたら、糸鋸もしくは金切りばさみなどで不要な部分を切ります。
はさみで切る場合は、ざっくりと切ったあと微調整で線に沿って切ると綺麗に仕上がります。

2.バリとり
切り取ったふちを金属ヤスリで磨きます。
台の上に置いて縁だけ磨くと、錫がまがりにくく作業がしやすいです。

3.形を整えてヤスリをかければ完成。
純錫なので柔らかく、手で曲げられます。
ふちを好きな角度に曲げて皿状にしても良いですし、ハンマーで皿状にたたいて調整もできます。

耐水ペーパーで磨くと綺麗な光沢がでます。

金属の持つ独特な光沢や重厚感を生かしたものづくりをお楽しみください。
お茶菓子を置く皿やコースターなどをデザインしてみましょう。

授業時間の目安
4~5時間

noteでも作り方をご紹介しています。 noteはこちら
サイズ 85×85×1.5mm厚
注意事項 ※圧延方法による製造品につき、ロールの筋目、洗浄跡等があります。ご了承下さい。
内訳
販売価格
(単価 × 入数)
注文数

単品

品番
115925
カタログ価格
1,500円
参考在庫
320
販売価格
(単価 × 入数)
注文数
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純錫板の特長

火を使わず安心!

板状になっているから、糸鋸機械や金工はさみで好きな形に切り抜くことができるので、厚紙工作をする感覚で錫工芸に気軽にチャレンジできます。シンプルな形は金工はさみで十分。複雑な形は糸鋸機械で切り抜いてください。


食器やカトラリーとしても使用されている錫なので安心!

錫は、昔から缶詰や食器、カトラリーなどに使われてきました。酸化しにくく錆びにくいうえ、安全性が高いから安心して製作・使用できます。


柔らかいので、模様をつけるのも簡単!

金属の中でも柔らかい錫。その柔らかさは手の力で曲げることができるほど。そのため、簡単に模様をつけることができます。刻印棒や釘などを金槌で打ち付けたり、少し厚みのあるカッティングシートを貼り金槌で叩くだけでも模様をつけることができます。


基本的なつくり方


カッティングシートを使ったつくり方

カッティングシートを好きな形に切り抜いて模様を作ることができます。
カッティングシートが貼ってある部分が凹むため、凹凸で模様をつける方法です。下の写真のように模様を残すようにカッティングシートを切り抜くと模様部分が凹み、反対に模様部分だけ切り抜くとその部分が凸になって浮き出てきます。カッティングシートの厚み分だけのわずかな凹凸ですが、きれいに模様が出ます。簡単なので、ぜひお試しください。

模様のつけ方いろいろ

カッティングシート以外にも、さまざまな方法で模様をつけることができます。
彫刻刀で彫るとくっきりとした模様をつけことができます。その際は三角刀を使用して下さい。すべりやすいので、彫るときは慎重に。
革の刻印棒や釘の頭、釘抜きなどを金槌で打ち付けて模様をつけることもできます。錫よりも硬い金属なら模様をつけることができるので、身の回りのいろいろな物で試してみても面白いですよ。
釘抜などでつけた模様に工芸うるしを塗布し、余分な塗料を拭きとると模様が際立ちます。模様が大きいと塗料が拭き取れてうまくいきません。彫刻刀で彫った個所や釘などを打ち付けた箇所などの小さな模様がおすすめです。


純錫板は折り曲げることもできる!

手の力で曲げることができる純錫板。折り曲げることで自立させることもできるため、箸置きやブローチなどはもちろんのこと、スマホスタンドやメモスタンドなどの小物も作ることができます。また、別売りの純錫板ボウル打ち台を使えば、深さのある小鉢を作ることもできます。

穴や破けが生じた場合

叩いて器の形などを成形する場合、叩くことで錫が伸びてしまい穴や割けが生じることがあります。その場合、金属用のパテで補修し、工芸うるしと金粉や銀粉を混ぜたものを補修した箇所に塗布する『金継』で修正ができます。
※修正後、力をくわえて形が変わると修正した部分が剥がれてしまうので、ご注意ください。


技法動画はこちら(約3分)

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